原価はいくら?ブランド物から激安衣類の価格事情

シャツ1枚とってみても、店によっては何倍もの価格差がある。
そんなときに、「原価っていくらくらいだろう?」と思った人は多いと思います。

衣料品の原価で思いつくのが、布地代、工賃。
激安衣類は工賃をなるべく下げるため、流行に流されることのない形の衣類を人件費の安い海外で大量に作る。

それでも、製造直売形式の店で原材料費+工賃の3倍以上と設定されている事が多い。
もうけ過ぎじゃ?と思うところだが、在庫リスクを考えるとこの価格設定は必要なようだ。

仕入れて売るだけの店の場合

日頃から高く売っているデパートはともかく、日頃から安いのが当たり前のスーパーでは
3割引以上の割引をすると仕入れ原価を割り込んでしまう。
しかしスーパーではシーズンも終わりとなれば在庫になってしまうので
原価割れしたとしてもバーゲンで処分せざるをえない。
どうしても欲しいと思った品はスーパーなどでは3割引以上になれば、バーゲンを待たずにGETしても悪くないだろう。

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ブランド品の事情

ブランドものの値段が高いのは驚かされる事がよくある。
ブランドTシャツが2万以上するのはなぜだろうか?
まず、アパレルメーカーがデパートなどに卸すときの卸値は小売価格の60%~65%程度。
はじめは定価販売されるが、売れ残るとバーゲンなどで安く売られる。
バーゲンとかセールとかになるとブランド物を欲しかった人たちはココゾとばかりに群がる。

しかし、もっと安く買える方法がある。
それは、「社内販売」なのだ。4万のジャケットが1万円
2万のスカートが6000円、1万のブラウスが3000円など、
定価の30%~40%で買えるのだ。
この価格からわかるのだが、ブランド物の平均的な原価率は10%~20%程度と考えていいだろう。

ただ、原価率は低く思えるが決して安い訳ではない。
デザイン料やライセンス料、ブランド名に恥じない素材、加工技術の為の工賃などが高くつく。
そして、残りの8割ほどはブランドイメージを売るための宣伝広告費や人件費だ。
いずれにせよ、ブランドの高級感を売りにしているので、高いからこそ価値があるとも考えられる。

結局のところバーゲンセールが一番手っ取り早い

ブランド品の価格事情や安く買う為の方法は解ったが、ブランド関係者に友人がいる人は少ない。
たとえいたとしても、その友人が欲しいブランドと違うブランドならば無理。
結局一般人はバーゲンに走るのがお目当てのブランド物を安く買う事が出来る方法なのかもしれない。