「こちらはお下げしてよろしいですか?」高校生アルバイトの頑張りと言葉づかい

言葉づかいが乱暴な高校生が、アルバイトをすると急に言葉づかいが良くなる。
言葉づかいを直すために、ファーストフード店にてアルバイトをさせる親も多いようだ。
では、なぜアルバイトをすると言葉づかいが治るのか?

そこには隠された理由があった。

態度や話し方で自給がUP

ファーストフード店など学校と違い変な話し方で接客していると報酬に響くのだ。
アルバイトにも勤務評定マニュアルがあり、それに基づいて監督され、成績が良ければ時給があがると言うシステム。
その為、親切なアルバイトは多い。
食事が終わり、くつろいでいると「こちらはお下げしてよろしいでしょうか?」と取りにくる。
これは、親切の為にしているのでは無く、「早く帰ってよ!」のサインなのだ。
ファーストフード店では回転率が求められるので、しかたない。

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地下と2階が客席の店

さて、1階は販売カウンターで、客席が地下や2階のお店の事を考えてみる。
お店で「ただいま満席です」と断られた事はないだろうか?
1階が客席のお店の場合は、外から見ても、扉を開けた瞬間でも混雑状況がわかる。
そうすると、お客は混雑状況を見ただけで、次の店を探す。
食事時の時間帯なら、座るところを求めているのがお客様だ。

2階や地下に客席を設けていれば、注文から出来あがり、トレイを持って席を探すまで満席かお客はわからない。
「満席です」と断られなければ、何処かあいてるはずと思う。
席を探している間に、店員は「お下げしてよろしいですか?」作戦で席を確保するのだ。
こうして、回転率を上げているアルバイトは査定がよく時給がUP
お客様には気持ちよくサービス精神で接しつつ、早く退店してもらい、
お店も売り上げUPし、アルバイトも時給UP、そして席を探しているお客様にくつろぎを与えているのだ。

高校生アルバイトの「早く帰ってよ!」サインを笑顔でされたら、
言葉づかいを直して頑張っている若者と思い、気持ちよく笑顔で席を立てる大人になろうと思う。