マンション買うなら何階建てがいいの?

都心部の地価が上がりつつあり、そして金利は低い現在、
マンションを買うなら今がちょうどいいのかもしれない。
マンション選びには単純に値段だけではなく、もちろん間取り、面積、周囲の環境、職場までの距離
さまざまな要素で検討が必要です。

その中で忘れてはいけないのが、「何階建てのマンションにするか」ということ。

高層マンションが高額なわけ

超高層といえるマンションは、建物の高さだけでなく値段も高い。
しかし、素朴な疑問がわいてくる。
日本の場合は地価が高いからマンション値段の約半分が土地代と言われる。
東京都内のマンションの価格の46%が土地代というデータもある。

ということは、土地代だけを考えれば、同じ面積で10階建てと20階建てとでは
一戸当たりの値段負担が20階建ての方が半分になるのでは?という疑問である。
なのに、マンションは高層の方が高い印象を与える。
なぜかと言うと、高層にするのにはそれだけ建設費が割高になる。
さらに、10階建て以上の場合は鉄筋以外に鉄骨も必要になり、
さらに防火扉、スプリンクラーなども取り付けなければならない。
また日照権の問題なども有り、近隣の対象となる家が多く、補償金も莫大になるのだ。

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バランスの良いマンションと部屋の位置

高層マンションのコストが高くなる理由は分かった。
では、低ければいいのか?というと3~4階建てだと土地代の負担率が高くなる。
結果、5~10階建てのマンションがバランスが良いと言えるだろう。
さらに、部屋の位置は最上階が良いように思えるが、私はお勧めしない。
理由は夏場に壁だけでなく、天井コンクリートも熱くなり部屋の中がとにかく暑いから。
帰宅すると部屋がサウナのような事もよくある。

また、4階と7階は選ばない方が良い。なんて事を聞いたことはないだろうか?
理由は鉄筋や鉄骨の継ぎ目が4階と5階の間と7階と8階の間が多いからだ。
震災などで、継ぎ目から下の階が潰れるといった被害が有ったのでそう言われる。
しかし、耐震強度が上がった比較的新しいマンションでは心配する事は無いだろう。

以上をふまえて、高層でやけに安いマンションはどこか手抜きを疑い、
中古で古いマンションは築年数や階層を気にして買う事をお勧めします。