より効果的に売り込むテクニックと名刺の工夫

性格を見抜けるか

お客様をひとめ見ただけで、その性格をズバリ見抜き、個々の性格に応じた売り込みが出来るというセールスマンがいます。
その見抜き方とは、<体型で見抜く>という簡単な方法。体型なら、誰でもパッと見ただけでわかります。

そこで、やせ型か、太めなのかをとっさに見抜き、体型別性格診断をするのです。

体型のタイプ

例えば、お客様がヒョロッとした<やせ型>の場合。多くは神経質で疑い深い性格にあてはまり
内気で小心者、非社交的、鈍感なタイプです。簡単にはわかりづらい性格の為、セールマンにとって手ごわい相手なのです。
そこで、このタイプの攻略方法は、<ズバリ理論で攻める>です。やせ型は口を開くと往々にして
理屈っぽくなるので、対するほうもあーだこーだと理屈をこねて、売りたい商品がいかに優れているかを納得させてしまうというわけです。

その際、きれいごとばかり並べると、「そんなことばかり言って、調子よく売りつけようとしているなぁ」と
疑い深い性格がすぐに顔をのぞかせてくるので、そこであえて商品のデメリットな部分も含めて説明をするなどの裏ワザが必要です。
最初から、正直に洗いざらい話しておいたほうが、かえって信用を得られるうえ、のちのちクレームをつけられにくくなるようです。
もうひとつ手強い相手が<筋骨型>です。凝り性で完全主義の彼らは、無意識のうちに相手にも完璧さを求めています。

そこで、セールスマンは資料やデータをパーフェクトに揃えること、礼儀正しく、順序立てて丁寧に説明すること、が肝心なのです。
一方、扱いにくそうで扱いやすいのは<肥満型>です。このタイプは、良く言うと陽気、はっきり言えば気分屋さん。
陽気な状態と沈んだ状態とが交互に現れたりする性格なのです。つまり、やせ型とは正反対の性格です。
セールスマンは、お客様の波長に合わせて会話を盛り上げ、ストレートにわかりやすく自分と商品をアピール
すればよいのです。このタイプは、疑うことよりもせっかちに信じてしまう単純さが強いので、多くの場合セールスマンのペースに引き込みやすいのです。
しかしながら、もちろんこれは、大まかに人を分類する第一段階にすぎません。
あとは、会話をしてみて、さらに細やかな性格をさぐりながら、よりそのお客様にあったセールス法へと転換していくのです。

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名刺のひと工夫

セールスマンにとって、いく先々で名刺を渡すのは当たり前のこと。しかし、人と同じでは相当印象強くないと
覚えてもらえません。より効果的に売り込むには、さてどうすればよいでしょう?
何度も足を運び、その都度名刺を置いてくる。そして、名前を覚えてもらう。これは、常識の範囲です。

まず、オーソドックスなパターンとして、名刺に写真を入れるという手があります。留守宅にこれが残されて
いると、お客様は、顔を知ってるセールスマンに対して、ちょっと親しみを感じるようになります。
その心理効果で次回お会いするときには、すんなり話がはずむのです。
とくに、ルックスに自信のあるセールスマンなら、その家の奥さまに「一度見てみたい。」という
興味も抱かせるので、ますます売り込みはスムーズにいくでしょう。

また、名刺にひとこと、「後日また伺います。」とメッセージを書いたり、自分のプロフィール入りのチラシを添える
という手もあります。大学のサークル風な堅苦しくないチラシです。例えば、自分の似顔絵を中心に大きめに描き
まわりに、出身地や血液型、趣味や好きな食べ物などなど。
もらったお客様は、珍しいのでしっかり見てくれるし、親近感もわいてグッとお近づきになれます。
イラストなら実物よりもラブリーに売り込めます。この名刺とチラシ効果はなかなか絶大です。
いまや普通のマニュアル通りでは勝ち残れません。必勝パターンにもっていく為には、名刺にしてもやはり
個性的な売り込みかたが必要なのです。