春の選抜野球も始まりました。
雪に閉ざされた地域も春になって野球のシーズンが全国的にやってきました。
さて、軟式野球に携わるものとして、2017年度のルールなど改定を知っておく必要が有ります。
とくに、ローカルなルールは大会によって違うものもありますが、毎年少し変わる規則や規定を把握しておく必要が有ります。
私も、少年野球で審判をする機会が多く、必読しているのが
公認野球規則
競技者必携
この二冊の本は何時も持っています。
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今年大きく変わった事
必携の改訂部分で一番初めに書かれている背番号の細則
連盟規程細則 第3条 2(3)、3(2)
現行は30番(監督)29・28番(コーチ)10番(主将)とし選手は0~27番となっていましたが、
選手は0番~99番までOKになっています。(00番はダメ)
これで好きなプロ野球選手と同じ番号をつける事ができるようになりますが、大会運営側や球審をする立場としては背番号の確認が少し大変になるような気がしました。
学童では背番号を渡したり、背番号を母が愛情込めて活躍を期待して縫ったりするのも楽しみであったりしていたので、固定の背番号にしてしまうのも少し寂しい気持ちも有ります。
しかし、一般社会人チーム等は空きの番号でユニホームを作れるので楽になると思いました。
次にスパイクに関する項目
連盟規程細則 第12条 5(8)
スパイクは全員同色のものでなければならない。また学童部は金属製金具のついたスパイクを使用することは出来ない。
学童部は金属製金具のついたスパイクを使用することは出来ない。※スパイクの色は自由とし、全員同色でなくても構わない。
スパイクの色の自由が解禁されました。
昨今の野球人口の低下で学童では合併や合同チーム等が多くなってきています。
転勤、転校などでスパイクを買い替えないでも使えるのは経済的ではあります。
しかし実際はサッカー等の影響でしょうか?ファッション性を高めたスパイクの登場ラッシュとなる気がします。
後は、大会本部の了承を得なければならなかったミラーレンズの使用も許可されたようです。(サングラスは今まで通り)
また、野球規則改正で主だった所では
野手が飛球を捕えた後、ボールデッドの個所に踏み込んだり、倒れ込んだ場合は、ボールデッドとなり各走者は一個の進塁が許される。
今までは倒れこんだ場合はボールデッドでしたが、踏み込んだだけでも、ボールデッドとなるようです。
これは、狭い球場やグラウンドなどに作った簡易球場でベンチ内でフライを捕球し、一塁送球ダブルプレー等を無くすためだと思われます。
併殺を試みる塁へのスライディング
走者が併殺を成立させないために、正しいスライディングをせずに野手に接触したり、接触しようとすればインターフェアとなる。
よく見かけるのは、普段していないのに、手を万歳して送球の邪魔をする行為も接触なくともインターフェアとの事です。
最後に私もまだまだ熟読が足りていませんが、今回主だった所を抜粋して記事にしてみました。
全日本軟式HP一部改訂のリンクはこちら→競技者必携2017一部改訂
野球規則の改正のリンクはこちら→2017野球規則改正について
少年軟式野球等で指導している方々や、父兄審判をするかたに少しでも役立てばと思います。